3親等までの親族毒最後の別れをしてもらいたい友人・知人に至急連絡を

危篤を知らせる相手

医師から危篤状態であることを告げられたら、まずその人と最後の別れをしてもらいたい方たちに連絡をとります。
一般的に危篤を知らせる相手の目安は次のとおりです。
1家族や近親者。
たとえば両親や妻子、親しいつきあいのある親族、兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の両親や兄弟姉妹、そしておじ、おば、おい、めい2本人とつながりの深い友人や知人など私的な関係者3勤務先、学校、関係団体など公的な関係者の順番になります。
1は、だいたい3親等くらいまでが該当する範囲となります。
もし事情があって交流が途絶えている肉親などがいる場合、さまざまな事情があるでしょうが、もう二度と会えなくなることを考えれば、最後に会える機会をなくしたくはないものです。
一方、親戚でも日ごろあまり交流がない人には、真っ先に知らせることにより、かえって迷惑になることも考えられます。
難しいことですが、親族間では冠婚葬祭に思わぬ感情のもつれが発生するともかぎりません。
十分に配慮しましょう。
2,3についても、なによりも本人が会いたがっている人に連絡することが大事です。
かぎられた時間のなかで、できるだけ多くの方が最後の別れをできるように、死期が迫っていることを医師から知らされた段階で、万一に備えて住所録の抜粋をしておくとよいでしょう。
また、危篤の段階で知らせる人が多い場合には、いくつかのグループに分けて、それぞれのグループの1人から連絡を回してもらうことも考えてみましょう。

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遠方の人に連絡をとる

どうしても最後に会わせたい人が遠方に住んでいる場合は、

その人が現地まで来る乗り物の手配や、

仕事などのスケジュールの問題を考えて、

医師と相談した上で危篤状態になる前に知らせておくのがよいでしょう。

 

危篤を知らせる方法

電話での連絡がいちばん

危篤の連絡はなるべく早く、確実に連絡をとらなくてはいけません。
緊急ですので、深夜や早朝であっても電話で連絡を行いましょう。
たとえ相手が目上の人であっても失礼にあたりません。
相手に話すときは、挨拶などは最小限にとどめ、手短に用件のみを伝えましょう。
この際、来ることができるかどうかの確認をすぐに求める必要はありません。

 

電話での連絡では

1危篤者のいる場所の住所、電話番号、交通機関、道順、病院名、病院の科名、病室番号など

2病状

3いつごろ来てほしいのか

などを話し、「○○が危篤になりました。一目会っていただけませんか?」と伝えます。

 

電報などで連絡する

電話での連絡がとれないときは・ファックスやEメール、そして電報などを使いましょう。
的確に伝えるためにも内容は簡潔に、

1.危篤者の名前(だれが危篤であるかはっきりさせる)

2.危篤者がいる場所の住所、電話番号、交通機関、道順、病院であるなら病院名、病院の科名、病室の番号など

3.危篤者の病状を明記し、ひと言「一目会っていただけませんか」などといった言葉を簡潔に添えましょう。
なお、文末に載せる差出人の名前はフルネームで入れるのかマナーです。

電報は、NTTの「電報サービスセンター」(115番)、

またはNTTドコモやインターネットの「DlMAIL」からも申し込めます。

NTTが用意している緊急定文電報から選ぶと、漢字仮名混じり文となり読みやすく、

また午前8時から午後的時までに申し込んだ場合なら即日配達してくれます。

(ただし、午後7時以降については、定文十別文字以内で2000円の夜間配達料金がかかる)

また、緊急定文を電報の一部に使用したり、別料金で電報の配達日時を申込者に通知したり、

電文といっしょに申込者の住所・氏名・電話番号を通知するサービスもあります。

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自宅で危篤になったら

現在では…入院中に危篤状態になり、そのまま病院で亡くなることがほとんどですが、自宅療養中に容体が急変し息を引き取る場合もあります。
この場合、至急主治医に連絡をして来てもらうようにします。
心臓発作など蘇生の可能性のある場合は119番で救急車を呼びます。
(このとき健康保険証を持参)

 

自宅で亡くなった場合

心筋梗塞や脳出血などで突然倒れて自宅で息を引き取るようなこともあります。
この場合、ただちに医師を呼ぶことが大切です。

特に主治医がいないようであれば、110番で警察に連絡し、警察医と現場検証を行う必要があります。
医師によって病気による自然死であることが確認されるまでは、決して遺体を動かしたりしてはいけません。

 

現金の用意

当座の病院への支払唯タクシー代金、食事代など、日々の生活のなかではなにかと出費があるものです。
看病などに追われ、なかなか銀行に行くことができない場合も考えて、事前にある程度まとまった現金を手元に用意しておきましょう。
通夜や葬儀の前、できれば危篤状態に陥る前に現金を引き出しておくようにします。
銀行や郵便局などでは名義人が死亡した事実がわかると、現金を引き出したり預金口座の解約ができなくなってしまうことがあります。

 

キリスト教式では

危篤者が信者である場合。
所属する教会に連絡を入れます。
カトリックなら神父、プロテスタントなら牧師を呼び、儀式を行います。
洗礼によってキリストと結ばれた信者にとって、「死」は終わりではなく、キリストとともに永遠の安息の日々を送ることができるものとされています。
そのために死の直前、過去の罪をわび、許しを請う儀式を行います。
キリスト教の場合、本人の意識のあるうちに儀式が行われるのはそのためです。
この儀式は本人の希望があれば、生前のまだ元気なうちに行うこともできます。
もし神父や牧師が到着しないうちに息を引き取ってしまったら、遺体はそのままの状態にして居合わせた人たちで静かに祈りを捧げます。

葬儀はいずれの宗派の場合も教会で行いますが、伝統を重んじるカトリックは信者でない人の葬儀は教会ですることができません。

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カトリックの場合

信者の死期が近いと医師が判断したり、信者の容体が悪くなったらすぐに神父を呼び、まだ意識があるうひちに罪の許しをもたらす「病者の秘せきしゅうゆ蹟」を行ってもらいます。
(「終油のとゆ秘蹟」「塗油の秘蹟」ともいう。
)秘蹟とは神と交わる手段となる儀式のことです。
神父は信者の徴悔を聞き、神の許しを請う祈りを捧げ、聖書を朗読します。
このとき臨席者一同も神父にしたがって祈ります。
儀式には白い布をかけた小机の上に十字架とろうそく、病者の油、聖水などを用意しますが、急なときは神父が持参する十字架と油、聖水だけでも儀式を行えます。
病状にもよりますが、式の前に今まで犯した罪を告白する「許しの秘蹟」を行うこともあります。
また、キリストと一体となるために.聖体(キリストの体をあらわすパンと、血をあらわすぶどう酒)の拝領を病者の秘蹟の間に行うこともあります。
病者の秘蹟は、健康を取り戻した後、再び容体が悪化したときにも、くり返し受けることができます。
病人を気づかい、これらの儀式を遅らせることは信者にとってかえって精神的によくないので、できるだけ意識がはっきりしているうちに行うようにしましょう。

 

プロテスタントの場合

プロテスタントの洗礼を受けた人が危篤になったら、意識のあるうちせいさんしきに所属教会の牧師を呼び「聖餐式」を行います。
聖餐式とは死期の迫った信者に牧師がキリストの肉と血を意味するパンとぶどう酒を与え、死者の魂が永遠の安息を得ることができるようにと祈る儀式です。
このとき、家族が準備するものは特にありません。
プロテスタントは儀式より個人の信仰を大切に考えるので、儀式自体は簡略化されています。
また、聖餐式は本人の希望により、危篤時にかぎらず、生前の好きな日時に行うこともできます。
まだ洗礼を受けていない場合は、聖餐式ではなく臨終の祈りを捧げてもらいます。
本人が望めば病床で緊急洗礼を受けることもできます。
いずれの場合も臨席者はいっしょに祈りを捧げます。
医師から臨終を告げられたら、家まつごみず族は「末期の水」を含ませ、遺体をしにげしよう清め、「死化粧」を施し、故人の愛用していた服を着せて安置します。
納棺は死亡当日、もしくは翌日に行われ、牧師が立ち会います。
プロテスタントにはいくつもの宗派があり、葬儀の内容も違うので、葬儀社も交えて教会や牧師と打ち合わせをする必要があります。
葬儀社はキリスト教の葬儀の経験豊富なところを選ぶか、教会に紹介してもらうとよいでしょう。

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